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2011.04.04 *Mon*

永劫『変わらぬ誓い』 17話 兆し

消えない炎はこの世には無い。
解けない氷はこの世には無い。
燃えない草はこの世には無い。

形あるモノ全て壊れゆく運命なのだから。
蒼い球体は大きく空を旋回している。
「よっと…。」
エヴァルトは後方、ミカエルのいる領域へと飛ぶ。

「さすが、時の代行者っと言いたいところだが話している暇は無いね。」
゛塵風゛はまるで草木をなぎ倒す獅子のように吠え出した。
地面が盛り上がり、盛り上がった岩石たちが宙を舞い、魔方陣を描くように回る。
「ハッハッハッ!!!」
高らかに笑うその姿が、ゆらりゆらりと歪み始める。
「願え!その笑いに!込めろ!空間に!!」
その口から発せられた言葉一つ一つに、紋章がある。
翠色のその紋章は宙に舞う岩石一つ一つに、刻まれる。
「呪式か。」
「これほどの呪式を、あなた達凡人には見たことがないでしょ!?」
呪式。
その昔、魔法使いとゆう人間がヨーロッパにはいた。
イギリスを中心にその人ならぬ者は広がった。
その時は魔法とゆうものが多く使われていた。
だが魔法はすぐに滅んだ。なぜなら、いちいち魔方陣を特殊なチョークや棒で書かなければならないからなのだ。
そのような行為を敵の前で行うとゆう事は、敵に自分を殺してくれと言っているのと同じだ。
滅んだ魔法を改良した人物が、呪式をあみ出した。手っ取り早い魔法として。



宙に舞う岩石全てに、紋章が刻まれた。
「言葉の意味を!世界の全てを!!」
そう叫んだ途端、岩石が急降下してきた。
「振り出しにはなってないようだなぁ!!」
落ちてくる岩石の一番先頭にある岩石を避け、岩石を踏み台にし、次の岩石を斬る体勢にする。
が、踏み台にした岩石が砕けてしまった。そのせいで、体勢が一気に崩れる。
隙ができてしまったその体に一閃が襲いかかる。
それを見過ごすミカエルではない。
一閃に対してステッキを向け、青い線を飛ばす。
(っち。)
舌打ちをしているのは自分では気付いてはいない゛星の民゛。
青い線がどんな影響をおよぼすかは、さっきの炎弾の時に見ている。
そのため、青い線には包み込まれてはならない。


「一気に潰すぞ!ミカエル!!!」
大声で叫びながら、落ちてくる岩石を斬り払う。
「了解した。」
小さく声を出し、ミカエルは言う。
「なっ!?」
゛塵風゛は驚いた。
もう、すぐ目の前に
エヴァルトがいた。
「すぐ終わらせたいんでな。」
右手に持っている刀を一振り。

「やっぱ、近接は無駄か…。」
身体を塵に変え、空気中へと逃げる。
(でも、何でだ?)
少し疑問を持った。
(なぜ少しだけ肉体を残す必要がある?)
゛塵風゛は身体を少しだけ残し塵になっている。
(身体を残せば、そこだけでも重症になるケースもあるってのに)
キラリと赤い逆光が眼に映る。


確かな確信が芽生える。

(そうか…なるほど。だから、身体を残す必要があるんだ!)


塵から身体が構成させる。
「終わらせたいのはこちらとて同じなんだけどねぇ!!」
岩石が宙を眼にも止まらぬ速さで回転し、輪が生まれた。
その輪が゛塵風゛達のいる戦場の下に落ちる。
「罪にはそれと同等に値する罰を与えてもいい!!」
そう告げると、輪がドンドンと縮まる。
「死ねぇ!!」
それが゛塵風゛の言ったものなのか、エヴァルトが言ったものなのかはわからない。
だが、それはすぐにわかった。
エヴァルトが゛塵風゛の顎の下に刃を突きつける。
だが、そんなもの゛塵風゛には効かないも同然。


バッっと塵に身体を変えて、舞う。
「死ぬのはどっちかしら!?」
勝利を確信した










バキンッ
透き通ったその音。
「死ぬのはどっちかってのは良く解らんが?」
エヴァルトが刃を突きつけ言う。
「んな…ば、バカな!?」
゛塵風゛は驚きを隠せない。
なぜなら、自分の身に刃が刺さっているからだ。
(ありえない!ありえない!!!)
現実を受け入れるのが恐ろしかった。
「なぜ…私が!?」
「教えてやろう。」
エヴァルトが言う。
「お前は身体を少し、残して塵になる。」
「だから、何だぁ!?」
「最初は疑問に思ったけどな、お前のその残した身体から逆光が見えたんだよ。」
静かな戦場。
「逆光…!?」
「その逆光には、見覚えがあるんだよ。」

゛塵風゛の答えを待たずに言う。

           ・・
「「超力」は力の結晶なのは知ってるよな?」
「まさか!!??」





「そのまさかさ。身体を消しちまえば、そこにある結晶が落ちちまうから塵にしなかったんだろ?」
「だったら、それはそこに核があるって事と同じだ。」



静かなるその空に

塵は舞い踊る。
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